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2019年08月02日 その他

障団連の出前講座で利用者の元山隆典さんが講師を務め、障害への理解を啓発

北九州市障害福祉団体連絡協議会(障団連)では、地域住民に障害者への理解を啓発する目的で出前講師活動を行っており、7月26日に小倉北区の周望学舎で開催された「出前講座」で日明リサイクル工房・従業員(利用者)の元山隆典さんが講師を務めた(写真)。

育成会が障団連から「出前講座」を依頼されて今年で5年目となり、元山さんは2年目からこの活動に参加している。回を追うごとに慣れてきたと言い、この日も「こんにちは!」と元気よく挨拶をして発表を始めた。発表の中では、生い立ちから現在の生活、趣味に至るまでを話し、2016年に神奈川県相模原市で起きた障害者施設殺傷事件に胸を痛めたこと、だからこそ障害のない人にもっと障害のことを知ってもらいたい、困っていたら助けてあげてほしいと自身の思いを訴えた。参加した地域住民からは「とても良い話を聴かせてもらった」、「今日は参加できて良い経験になった」などの感想が聞かれた。

「自分たちのことを知ってもらおう」を発信するこの啓発活動は、当事者活動委員会のメンバーを中心として、今後も様々な方にその発信メッセージを伝えていく。なお、次回の出前講座は9月12日に穴生学舎(八幡西区)でインクルとばたの利用者・糸瀬豊さんが講師を務める予定。