法人NEWS
2020年02月20日 研修
法人職員を対象に「第1回 精神・発達障害者支援研修会」を開催/約70人が参加
法人職員を対象とした「第1回 精神・発達障害者支援研修会」が2月13日、戸畑区の「育成会会館」で行われ、「発達障害とその周辺症状」をテーマに齋藤恒祐医師(産業医科大学病院/神経精神科/小児・思春期専門外来)が講師を務めた。これには、勤務を終えての研修にもかかわらず、72人の職員が自主的に参加した(写真)。
発達・精神障害のある方の福祉的ニーズは高く、理念として共生社会を目指している育成会でも積極的に精神・発達障害者(児)の支援に取り組もうとしていることから、今回、職員の自己研鑽の場として同研修を企画。同研修は、発達障害について医学的視点を基にそのメカニズムを理解するとともに、事例を通して具体的な支援方法を学び、日頃の支援に結び付けることを目的として、この3月までに全3回開催される。
この日はまず、同研修会の発起人である北九州障害者しごとサポートセンターの大坪巧弥事業所長が「発達障害を知ることは、支援を行う上で重要なこと。共に学んで良い支援に結び付けていきましょう」と挨拶。その後、齋藤医師から具体的な事例を交えながら発達障害の基本についてわかりやすく説明が行われ、参加者は真剣な表情で耳を傾け、メモを取っていた。研修後のアンケートでも参加者の95.8%が「大変満足・満足」と答えたほか、前向きな意見が多く記入されており、小松啓子理事長は「こんなに多くの職員が自主的に集まり、真剣に参加している研修会は初めてではないか。たいへんうれしく思う」と述べていた。なお、次回は3月12日に同じく齋藤医師が講師を務め、「(仮)事例を通して発達障害の理解を深める」をテーマに開催される予定。