法人NEWS
2020年09月29日 研修
第3回「新任職員研修」/「絵心を育む取り組み」などテーマに研鑽
今年度入職した学卒の職員を対象とした第3回「新任職員研修」が9月15日、戸畑区の「育成会会館」で行われ、8人が参加した。
この日はまず、人材育成推進委員会の鈴木克之委員長(日明リサイクル工房 事業所長)が「復命書作成における留意事項」について説明を行い、その後、インクル曽根の村上明美事業所長(人材育成推進委員)が講師を務め、「絵心をはぐくむ取り組み」をテーマに講義を行った。インクル曽根では、生活介護事業の活動のひとつとしてアート活動に取り組んでおり、絵や書道を通じて利用者の表現する場や多くの人に作品を見てもらう機会を作っている。アート活動時の環境やプログラムを考える際には様々な工夫を行っており、その具体例など写真を交えて紹介され、アート活動を通じて利用者自身にも変化、成長がみられることなども伝えられた。さらに、利用者対応での実際の場面を想定した例題も出され、参加者はそれぞれ担当する利用者や支援の現場をイメージしながら活発に意見交換を行った。村上事業所長からは、利用者を知ることで支援の幅が広がり、一人ひとりに合った支援を行うことで、アート活動のように利用者の可能性を広げることができると伝えられた。最後に、参加者からは「利用者支援にはアート活動などいろいろな方法があると分かった。引き出しを持った支援を行っていきたい」「利用者の可能性を引き出し挑戦していける環境を作り出していきたい。利用者のことをもっと知ることが大切だと思った」などの感想が聞かれ、今後の支援に活かしていこうと意欲的な様子が見られた。
(写真上は真剣に講義に聞き入る、下はインクル曽根のアート活動で作られた作品と写真に納まる新任職員と講師)