法人NEWS
2021年11月26日 会議
農福連携会議/「農林水産業みらいプロジェクト」に向けた各グループの進捗状況など確認
第6回「農福連携会議」が11月18日、戸畑区の「育成会会館」で開催され、小松啓子理事長(委員長)をはじめ委員ら8人が参加した(写真)。
この日は、一般社団法人農林水産業みらい基金の「農林水産業みらいプロジェクト」(助成事業)に向けた各グループの進捗状況などが確認された。このなかで「地区調整」グループからは、上香月圃場で大手農機具メーカーの協力、指導を受けながらトラクターで心土破砕(※)を実施したことなどが、「農業生産」グループからは下畑圃場2ヶ所で玉ねぎ、大根、人参を栽培中であることなど報告された。また、「販売戦略」グループでは玉ねぎドレッシングの販売戦略について検討中であることや、「運営」グループでは「農林水産業みらいプロジェクト」の申請に向けた、全体のまとめをこれから行っていくことなどが報告され、各グループの進捗状況などを委員で共有した。最後に小松理事長から「同プロジェクトの趣旨等をしっかり踏まえた取り組みとしていくこと。また、地域とのかかわりでは、写真などでわかりやすく活動内容を伝えていくことが大切」とアドバイスがあった。
なお、「農林水産業みらいプロジェクト」では、これまでの法人の農福連携事業を活かし、八幡西障害者地域活動センターを取り巻く香月地区の畑を活用して同地区の地域課題解決に貢献できる取り組みを企画することとしている。また、「地区調整」、「農業生産」、「販売戦略」、「運営」の4グループに分かれ、取り組みを進めている。
(※心土破砕とは、農地に一定の間隔でなたのような作業機を使い、60cm程度の深さまで亀裂が入るよう切り込みを入れ、水が通る道をつけていくもの)