事業所NEWS

2021年11月30日 本部 相談支援事業所 すてら

「相談支援ってなに?」②計画相談

 8月の記事に引き続き、今回はサービス等利用計画の更新についてご紹介します。

 そもそもサービス等利用計画とはどんなものなのでしょうか?簡単に言うと、今現在ご本人の生活に関わっているメンバーみんなで共有する地図のようなものです。地図は目的地にたどり着くために使うものですよね。ここでいう目的地はご本人の「こういう生活を送りたい!」「こんなことが出来るようになりたい!」という希望や目標にあたります。そのためにどこを通ればいいのか、道中どういうところに気を付けたらいいのかというポイントが「支援目標」にあたります。この地図をみんなで共有することで、できるだけ迷子にならないようにすることができます。

もちろん最初に考えていた目的地が変わること、違う道を通ってみたいと思うこともあると思います。もしくは転んでしまうこともあるかも…。そういったことがないかな?道のりは順調かな?と確認する場面が前回お話した「モニタリング」になります。

 計画は使っているサービスによって見直し期間が1~3年で設定されていることが多くなっており、相談員はモニタリングでご本人やご家族、事業所からの話を聞きとり計画書を作成しています。途中で新しいサービスを利用する場合は、状況を把握し、サービス提供してくれる事業所を探し、関係者に説明や具体的なサービス内容について打ち合わせたりつないだりしながら、並行して新しい計画案や必要に応じてアセスメントを作成していきます。急を要する場合や例外的なものについては、事前に市区町村の担当者と打ち合わせをすることもあります。

 そうして出来上がった計画案を関係者で確認しあい、担当窓口に提出し、受給者証が出て実際にサービスが始まっていきます。

 みなさんの地図はどんなことが書かれていますか?ぜひご自分の計画書を見返してみてくださいね。(甲斐)