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2021年12月02日 研修

スキルアップを目指し、令和3年度「広報担当者 写真研修」を開催

令和3年度「広報担当者 写真研修」が11月25、26日、戸畑区の「育成会会館」で開催された。対象は各施設・事業所の広報担当者で、25日に15人、26日に11人の職員が参加した。
 同研修は、第4次中期経営計画で広報戦略の強化が掲げられていることに伴い、各施設・事業所の広報担当者のスキルアップを目指し実施された。テーマは「写真の撮り方について」で、朝日新聞社カメラマンの藤脇正真氏(同社 全日本写真連盟西部本部 事務局長、法人主催「ひまわりアート展」写真の部選考員)が講師を務めた。研修ではまず、写真を撮るときの「絞り」を優先するAモードと「シャッタースピード」を優先するSモードなどについて説明があり、参加者はカメラでそれぞれのモードなどを設定し確認を行った。その後、実技が行われ、作業風景を想定し下から利用者の顔が写るように撮ったり、床や地面にカメラを置いて撮影したり、上から作業の様子を撮ったり、自分の目線の高さではなく、高さを変えることで写真が変わることなどを学んだ。ほかにも実際に走っている人を撮りながら動いている人や物を撮影する技術や、複数人が並んでいる場合に横から撮影し手前と奥の人物を同じ大きさで撮影する方法などを学んだ。また、技術面だけでなく、集合写真を含め人物を撮影する際には緊張をほぐし笑顔にさせることや、背景にも気を付け撮影することなどの説明も行われた。質疑応答では、「暗い場所でフラッシュを使わずに撮影するためにはどうすればよいか」「早く動くものを撮影するときには、どのようなカメラ設定にすればよいか」など実践での場面を連想した質問が出された。参加者から「操作方法が具体的にわかってよかった。これからの広報活動にぜひ活かしていきたい」「広報活動に役立つ撮影方法を学ぶことができた」などの感想が聞かれ、今後の広報活動に活かせる有意義な研修となっていた。(写真上は実技を交えながらカメラの機能を講師と確認する参加者、下は作業風景を想定し作業を行う人(下)を、実際にカメラを床に置き撮影する参加者)