法人NEWS

2021年12月16日 会議

強度行動障害支援者会議/事例を基にケース検討を実施

第5回「強度行動障害支援者会議」が12月8日、戸畑区の「育成会会館」で開催され、小松啓子理事長(委員長)、村上明美事業所長(副委員長/本城リサイクル工房)、奥村安徳事業所長(副委員長/インクル曽根)をはじめ委員ら12人と、外部ファシリテーターの伊東良輔氏(一般社団法人ぱるむ代表理事、日本社会福祉士会理事)が参加した(写真)。
この日は冒頭、前回ケース検討を行ったインクルとばたについて中島香子主任から経過が報告され、その後、インクル八千代の職員がケース発表を行った。まず、利用者の基本情報や支援の経緯を確認し課題に対してケース検討が行われた。参加者からは「どのようなスケジュール提示をしてきたのか」「家族の思いはどうなのか」「個別対応を行っているが、集団の中ではどうなのか」「職員間の共有はどうしているのか」などの質問が出された。今後の対応としては、「関係機関との連携」「家族の思いが強いため、家族のニーズの確認を行う」「他事業所の利用時の状況を聞く」「見通しをしっかりと立てる」「強みを探る」など具体的な意見も出された。また、伊東氏からは、「今回、成功事例を法人で共有できたことはよかった。本人の動画での様子から、本人が一番心地よいと思う場所を大事にし、年齢ありきではなく、本人が不安にならないように取り組んでいく必要がある。また、親が抱いているイメージを変えていくことが必要になることもあるのではないか」とアドバイスがあった。なお、次回は2月9日に開催予定。