事業所NEWS

2021年12月27日 本部 相談支援事業所 すてら

保佐人さんよろしくお願いします!

 

今年、グループホームから単身生活へ移行したMさんに保佐人が決まりました。保佐人とは、障害を持つ方のサポート役として、本人に代わって定められた法律行為を行う人のことを指します。Mさんはグループホーム退所後も金銭管理などの支援を受けていましたが、今後は保佐人よりその支援を受けることとなります。そのため、今回はグループホームからご本人、保佐人へ金銭・貴重品などの受け渡しを行う場を設定しました。

 

最初は成年後見人制度の利用について「よくわからない。」「お金がたくさんかかるのでは…?」と前向きではなかったMさん。そこで、成年後見制度に関する相談を受け付けてくれる専門機関に相談員と一緒に相談に行きました。実際の手続きの方法や、保佐人・補助人・後見人が選ばれるとどのような状態になるのかなど、具体的な話を聞くことができました。その話を受け、Mさんは成年後見の申し立てすることを決心しました。申し立ての資料作成は、司法書士の方に依頼しています。どのようなことを手伝ってもらいたいかなど、相談しながら手続きを進めました。今年10月に家庭裁判所へ申し立てを行い、先日無事に保佐人が決定しました。

 

まだMさんと保佐人は出会ったばかり。まずは、ご本人のことを保佐人へ伝えていくとともに今後もご本人の単身生活をサポートしていきたいと思います。(渡辺)