法人独自の取り組み
2020年08月18日 農福連携事業
#農福連携 #100 「活動センター名物、“白オクラ”収穫始まる!」
農福を始めて5年。法人に認められて2年目(公益事業化)毎年、白オクラを育ててきた。種は固定種で「楊貴妃」という。
一般のオクラとすると、顕著なのが二つある。一つが、色。白はいえど、黄緑にちかい色合いをしている。
二つ目が、粘り。3~4倍の粘りが異なる。この二つが最大の売りとなっている。
なぜ、スーパーなどで白オクラは見かけないのか、5年も向き合ってわかってきたことがある。それは、すぐに白オクラの筋が黒くなってしまうことである。わずか2~3日程度で。
色合いが、白っぽい黄緑なので、黒の線が目立ってしまう。それで、十分食べられるのだが、見た目が一気に悪くなって鮮度が著しく落ちてしまった印象をうけてしまう。だから、一般のスーパーに置けないことの理屈がわかった。
もし、白オクラが置いてあるとしたら、それは新鮮なものである。白オクラに行きついた理由は、自然栽培として育てやすい野菜であり、病害虫に強い。
白オクラを収穫する前に下葉をとる作業があり、その下葉を拾う作業を同時に発生する。下葉のどれを取っていいかわからない利用者は葉を拾う作業にはいってもらい、圃場にでられない利用者は収穫してきた白オクラの選別やサイズ分け、袋詰めなどを担ってもらうなど工程が実に組みやすく、全体感をもって生産をしている気持ちになりやすい。
また、白オクラの成長スピードは速く、8月から9月末までかけて、白オクラの作業が充実するため、毎年利用者の働く気持ちの向上が見られる。
その他の理由としてご家族を中心として多くの方に「白オクラ」の認知がひろがってきている背景もある。この時期の旬の野菜は、「白オクラ」と思われているのか、そろそろ白オクラじゃないとご家族、利用者の方からリクエストがあるくらいだ。
ちなみに、白オクラについては、昨年福岡県GAPを申請し、水質、土壌、残農薬、は問題なく、圃場の働く環境には、福岡県庁担当部署の調査に入り、認証を受けた圃場で栽培していて、すでにお墨付きだ。
その収穫、出荷作業に着手した。今年は皆さんのもとにお届けできるか、人気と生産のバランスが気になるところである。
(写真は、ご本人様の同意を得て、撮影、掲載したものです。)
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