法人NEWS

2024年02月22日 会議

第9回「強度行動障害支援者会議」/新アセスメントシートが完成、来年度導入開始へ

第9回「強度行動障害支援者会議」が2月8日、戸畑区の「育成会会館」で開催され、小松啓子理事長、阿髙和憲理事(オブザーバー)、奥村安德課長(委員長/本部 事業企画・推進課)、村山智子事業所長(副委員長/インクルきく)はじめメンバー16人が参加した(写真)。

この日は冒頭、奥村課長が「令和6年度の障害福祉サービス等報酬改定が示され、強度行動障害についても改定項目がある。グループホームに初期加算が加わり、生活介護では重度障害者支援加算で生活支援員うち基礎研修修了者の割合が20%以上に見直された。また、サービス提供時間に応じた評価も導入されるため、個別支援計画への記載方法等も法人で統一していきたいと思う」と挨拶した。その後、支援手順書兼記録用紙と『ほのぼの』の記録からインクル小倉北、グループホーム支援センター西部の支援状況の報告が行われ、アセスメントシート改善の協議に移った。アセスメントシートの改善についてはこれまでの協議を踏まえ、前回、新アセスメントシートの素案を作成。同会議メンバーの事業所で素案のアセスメントシートに利用者1名の記入を行い、実際の記入結果を基に今回3グループに分かれ最終協議を行い情報共有した。各グループからは「行動関連アセスメントは運用しながら課題を整理していく必要がある」「支援者により記載内容が異なってしまうのではないか。複数人で内容を確認することを徹底する」「チェックリストは自閉症以外の行動障害の利用者には使用しない。利用者の特性によって使い分けていく」などの意見が出された。最後にそれら意見を集約し新アセスメントシートを完成。新アセスメントシートについては令和6年度前期の個別支援計画の更新時期に合わせ導入を開始し、後期の同計画更新時期に完了予定とした。なお、次回は3月14日に開催予定。