法人NEWS

2024年02月22日 視察見学

県議会がインクルとばたの就労支援の場におけるデジタル化業務を視察

福岡県議会 厚生労働環境委員会(委員長/新井富美子議員)が2月13日、インクルとばた(戸畑区)の就労支援の場におけるデジタル化業務を視察した。これには、同委員会の議員11人、福岡県福祉労働部長らが出席。法人からは小松啓子理事長、長田雅行課長(本部人事・人財開発課)が、また特定非営利活動法人セルプセンター福岡の宮地博司部長が出席した。

今回、昨年8月に福岡県が県内3箇所目としてインクルとばたに開設した、国会図書館の蔵書などのデジタル化事業に取り組む拠点「就労支援の場」の視察が同委員会の議員により行われた。このデジタル化事業は、福岡県が公益財団法人日本財団と締結している、障害者の工賃向上に向けた協定の取り組みの一環で、日本財団が業務を受注し福岡県の「共同受注窓口」であるセルプセンター福岡に再委託して、セルプセンター福岡が窓口となり障害者施設に委託している。この日は冒頭、同委員会の新井委員長が挨拶し出席議員を紹介、その後、小松理事長が「利用者の可能性を信じて、この事業に職員と共に取り組むことができましたことを大変誇りに感じています。令和6年度もこれまで以上に、障害者の可能性を広げるデジタル化事業に対するご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます」と挨拶した。続けて、セルプセンター福岡の宮地部長、法人の長田課長がインクルとばたにおけるデジタル事業について説明。このなかで利用者がコア業務(主業務)を担っていることや、キー入力などを含むすべての工程を利用者が行っていることなど彼らの可能性が大きく拡大し、いきいきとデジタル化業務に取り組んでいることが紹介された。説明後には、実際に作業現場や作業を行う利用者の見学も行われた。(写真上は作業現場で説明を受ける同委員会の議員ら(左)、下は作業を行う利用者を見学する同委員会の議員ら(奥))