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NEW 2024年10月29日 その他

当事者活動委員会/7月の出前講師活動に続き、北小倉市民センターで障害理解を啓発

10月19日に小倉北区の北小倉市民センターで開催された、北九州市社会福祉協議会主催の小学生版ふれあいネットワーク事業「おたすけマン活動」の勉強会で、当事者活動委員会アドバイザーの奥村安德事業所長(インクル八千代)が講師を務めた。

当事者活動委員会が同勉強会に参加するのは2回目で、1回目はこの7月13日に「出前講師活動」として当事者委員の荒木美幸さん(本城リサイクル工房)が講師を務めた。今回はそれに続く勉強会で、小学生ら(OBとして中学生・高校生含む)8人が参加。「合理的配慮」を題材とし、前半は「『心のバリアフリー』について学ぼう~メッセージ編~」(内閣官房東京オリンピック・パラリンピック推進本部事務局制作)の動画を鑑賞。その後、ある場面を想定し「こんな時どうする?」をテーマに意見交換が行われた。このなかで「学校の前に段差があり、車椅子に乗った人が校舎に入れず困っています。これを見たあなたは、こんな時どうする?」との質問に、小学生らから「他の人に声をかけて一緒に車椅子をかかえる」「先生を呼んでくる」「段差がないところを教える」との意見が出されるなど、他の場面を想定した質問でも様々な意見が飛び交っていた。後半は、2グループに分かれてボッチャを行い、「赤(ボール)に当てたらいいよ」「当たれ~」などの声援も聞かれ盛り上がった。最後に、小学生らは「2回の勉強会で障害のある人のことを学べました」「障害者の人を見たら積極的に助けようと思った」など感想を述べた。奥村事業所長からは「みんな苦手なこと、得意なことがある。障害のあるなしに関係なく、困っている人がいたときは勉強会のことを思い出して、その人たちを手伝ってほしい」と伝えられ、全2回の勉強会は終了した。

今回、2部構成で啓発活動を行った同委員会。今年度は依頼のあった小倉北区、戸畑区の市民センターで出前講師活動を行っていくこととしており、今後も積極的に啓発活動に取り組んでいく。

(写真は上から、「合理的配慮」を題材に小学生らに話しをする奥村事業所長(奥)、付箋に書いた意見を貼りだし、みんなで振り返る小学生ら、後半のボッチャで盛り上がる小学生ら)