事業所NEWS

2022年11月16日 本部 相談支援事業所 すてら

成年後見制度ってどんなもの?②

ここでは制度利用へつながった具体的な事例をご紹介します

(適宜、情報は伏せ個人が特定されないよう配慮しています)

 

<Aさん:高齢になった家族の代わりに後見人をつけたい>

施設入所中のAさんは今まで自宅に住むお父さんがお金の管理や施設や行政の書類について対応していました。しかし、歳を重ねお父さんにも体の不調も出てきたことからそれらの管理をすることが難しくなり、成年後見制度の利用を希望されました。希望を聞き取り、お父さんと一緒に北九州市成年後見支援センターへ行き、詳しい制度説明を受けに行く段取りをすてらでお手伝いしました。その後、父親が申立人となり申立て申請することを決断。

裁判所に提出する書類は専門職である司法書士へ依頼しました。すてらではご本人の状況を説明するための「本人情報シート」を作成。必要書類を作成、裁判所へ提出し、後見人(弁護士)が選任されました。

制度利用開始後、入所施設は後見人と書類やお金のやり取りを行っています。時折施設にもお父さんと一緒に面会に来られていて交流を持たれています。

 

 

次回、成年後見制度ってどんなもの?③へ続く…