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NEW2025年03月22日 本部 北九州障害者しごとサポートセンター

令和6年度「第2回業務連絡会議」を開催

 北九州障害者しごとサポートセンターによる、令和6年度「第2回北九州障害者就業・生活支援センター業務連絡会議」が3月7日、小倉北区のKMMビルで開催され、北九州市、遠賀郡、中間市の労働、福祉、教育機関の関係者34人が参加した(写真)。

 同会議は、厚生労働省福岡労働局職業安定部職業対策課と福岡県福祉労働部労働局就業支援課から法人育成会が受託している北九州障害者就業・生活支援センター事業の一環で、年2回、関係機関が一同に会し、同センターの取り組みの周知を図るとともに、支援機関相互の連携を深める機会としている。

 この日はまず、福岡労働局職業安定部職業対策課の赤木由紀恵氏から、令和6年6月1日時点でのハローワークを通じた障害者の雇用状況について報告が行われた。このなかで民間企業では雇用者数が過去最高を更新したことや、障害別での雇用人数は精神障害者が前年と比べて15.7%増加となったことなどが説明された。また、福岡県福祉労働部労働局就業支援課障がい者支援係の池田紫織氏と安達奈々美氏からは、福岡県における障がい者雇用の促進や福岡県障がい者雇用拡大・職業紹介事業、福岡県障がい者テレワークオフィス「こといろ」「ビヨンドオフィス」について報告があり、昨年9月に行われた「分身ロボット」を活用した障がい者就労実証見学会は多くのメディアから注目されたと述べた。その後、同センターの大坪巧弥所長より、同センターにおける令和6年度第1四半期から第3四半期の実績の報告が行われた。続けて、北九州市子ども・若者応援センター「YELL」センター長の村上博志氏から事例を基に、様々な悩みを抱えた若者を対象に個別の相談やグループ活動、社会体験などのプログラムを通して成長を応援する取り組みが報告された。報告の中で村上氏は、若者たちに必要なこととして「安心して体験できる場所での経験、楽しいと感じられる場所での体験、経験値、軽く転べる体験、若者が頼られる場所」をあげ、様々な若者支援機関と連携し応援していると述べた。最後に意見交換の場が設けられ、相談機関や就労支援機関での障害のある若者や障害の疑いのある若者の相談・支援について、活発な意見交換が行われた。