事業所NEWS

2023年12月11日 八幡西区 八幡西障害者地域活動センター

先人の知恵

これの道具は何でしょう?

 

稲刈りから数週間、乾燥させた稲穂は脱穀という作業を行ない、もち米へと変身させていきます。

脱穀とは、収穫した稲穂を干して乾燥させた後、その穂先から「籾(もみ)」を外す作業のことです。

ところが!!お借りする予定の脱穀機が故障し、今年は使えないとのこと。このままでは幼稚園の餅つき大会に間に合いません(-_-;)

 

そこで登場したのは「足踏み脱穀機」と「唐箕(とうみ)」

・足踏み脱穀機:稲穂を一把持ち、穂先を当てて、回しながら脱穀します。

・唐箕:風の力を利用し米を選別する農具です。

どちらも大正時代に普及した農具で、今年はこちらの農具を使って脱穀を行ったのですが。。。最初の一足で足踏み部分が崩壊!!まさに緊急事態‼️

精米までに4日間。オール西活、全事業の利用者、職員全員が力を合わせて取り組みました。

※写真は、左が足踏み脱穀機  右が唐箕(とうみ)

 

所々歯こぼれしている脱穀機では、すべての米を取り除くことは難しく、一人一人が,

一粒一粒丁寧に46㎏のお米を収穫できました。※精米後は39kg

カタカタと脱穀機の音が響き、タイムスリップしたような作業風景。昔の人々から受け継がれた知恵と電力に頼らない道具に助けられた一幕を紹介しました♪