法人NEWS

2017年12月07日 研修

しごとサポートの職員研修を実施/アサーションについて研鑽


北九州障害者しごとサポートセンターの職員研修が12月2日、育成会会館(戸畑区)で行われ、同事業所の職員ら11人が参加した。
この日は、一般社団法人ぱるむの伊東良輔氏を講師に招き、「アサーション・トレーニング(対人援助の基本的姿勢)」をテーマに研修が行われた。アサーションは自分の意見を、相手の立場を尊重しながら伝えるコミュニケーションスキルのことで、このアサーションを身につけるためのトレーニングがアサーション・トレーニングと呼ばれる。研修では講義だけでなく、グループワークや個人ワークも多く行われ、グループの中での自分の役割を意識させるグループワークや、2人一組で1人が目隠しをして、もう1人が目的の場所まで誘導し、その際に相手の立場に立った声かけ等はどのようなものなのか、信頼関係をつくるために必要なことを意識させるワークなども行われた。また、利用者との関係性、職場内の関係性について、考えが上手く伝えられなかった困難事例などが挙げられ、そのような場合にどのような声かけや工夫が必要なのか、グループごとに検討を行った。参加者からは「相手を尊重しながら、自分の意見を伝えることの大切さを改めて感じた」「研修で得た気付きである、対人援助の基本姿勢を忘れずに成長していきたい」などの感想が聞かれた。(写真は左から講師の話に聞き入る、グループワークに取り組む参加者)