法人NEWS
2020年08月18日 その他
第14次第8回理事会を開催/「(仮称)いくせいかい診療所」の開設など6議案を審議
「第14次第8回理事会」が8月6日、戸畑区の「育成会会館」で開催され、前回同様、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点からWeb会議での参加を可能とし、1名の理事と1名の監事がWeb会議で参加した(写真)。
この日、第1号議案では「(仮称)いくせいかい診療所の開設」について審議が行われた。育成会では、利用者の重度化・高齢化が進んでおり、知的障害があるために自己の健康管理が難しく、病気の発見の遅れや重症化等で入院・退所を余儀なくされるケースが年々増加している。また、その家族においてはさらに高齢化が進み、介護者の死亡・入院等によって利用者が入所施設等に入るために退所するケースが増加する等、親亡き後問題が深刻になってきている。それらの状況から、中期経営計画で「医療連携及び医療体制の強化」を掲げ、令和元年度には5月に医師の雇用、8月に公益事業に「診療所の経営」を追加する定款変更、10月に戸畑区医師会への入会を行い、以後、医師の実務研修、事務員の医療事務資格の取得、利用者や職員の健康状況の把握等を進めてきた。その準備等が進んだことから、この10月1日より「(仮称)いくせいかい診療所」を開設することを提案、全員の賛成をもって承認された。同診療所では、健康診断の2次健診等で利用者や職員が受診しやすい仕組みをつくり、病気の未然防止を図ることとしている。
また、第2号議案は、令和元年度に新築移転した「インクル若松」に隣接する既存の「宮前ホーム」に加えて、近隣に「(仮称)宮前ホームⅡ」を建設するための土地の取得及び取得費の長期借入について提案するもので、これも全会一致で承認された。「インクル若松」と「洞海工芸舎」にはすでに入居を希望する方がおり、令和3年度からの開設に向けて具体的な準備を進めていくことにしている。なお、第3号議案から第6号議案は、上記2議案に伴う定款や経理規程の一部改正、補正予算及び評議員会の開催についてで、いずれも全会一致で承認された。