法人NEWS
2021年10月18日 その他
法人創立43周年記念式典/永年勤続者の表彰や研修など実施/管理職ら49人が参加
法人創立43周年記念式典が10月9日、戸畑区の「育成会会館」で開催され、永年勤続者の表彰や研修などが行われた。これには、新型コロナウイルス感染予防対策のため昨年度同様、全職員ではなく、小松啓子理事長はじめ管理職、永年勤続表彰者らのみ49人が参加。また、永年勤続表彰者は30年勤続の1人が参加し、主任はwebでの参加となった。
式典では冒頭、小松理事長があいさつを行い、永年勤続者の表彰に移った。今年度の対象者は正規、嘱託、パート職員の25人で、参加した30年勤続の大城朋子主任(洞海工芸舎)に小松理事長から賞状と記念品が手渡された。また、永年勤続者を代表して大城主任が「30年の間に社会福祉を取り巻く環境も変わり、プライベートでも生活が変化しましたが、上司や先輩、同僚のお蔭で今日まで続けてくることができました。多くの方との出会いに感謝する30年でした。これからも出会いを大切していきたいと思います」と30年を振り返った。なお、会場に参加していない10年、20年、40年、30年勤続者については名前のみ紹介された。
その後の研修では、「虐待を絶対に許さない法人を目指して」をテーマに早田達也理事が、北九州市集団指導の資料における虐待等の防止や障害者虐待の定義、虐待例、組織体制、身体拘束などについて説明、利用者に対していかなる虐待も許さないこと、虐待を絶対に許さない法人を目指すことを強調した。続けて、「法人のグループホームの現状と未来」をテーマに松﨑裕二理事が研修を行い、障害者総合支援法に基づくグループホーム制度や法人のグループホームの現状、今後の方向性などについて説明した。利用者も高齢化しており、医療と福祉の連携強化、通所施設とグループホームの一体的支援強化などが必要になってくることなどが伝えられた。また、講演では医師、医学博士でもある参議院議員の秋野公造氏が「新型コロナウイルス予防対策におけるワクチン接種の意義」をテーマに講義を行った。このなかで新型コロナウイルスの構造や感染の仕組み、治療薬などのほか、ワクチンが体内の細胞にどう働くのかなど、新型コロナウイルス感染症、ワクチンについて写真や図、データを基にわかりやすく説明が行われた。最後に秋野氏は、「障害者は新型コロナウイルスに感染すると重症化のリスクが高く、法人が利用者を対象に施設内ワクチン接種を実施したことは先進的な取り組みである」と称賛した。なお、同研修、講演は録画されており、各施設・事業所で伝達研修を行うこととなっている。
(写真は上から、冒頭にあいさつを行う小松理事長、講演を行う秋野議員、講演に聞き入る参加者ら)