法人NEWS
2021年10月21日 会議
第4回「強度行動障害支援者会議」/インクルとばたの事例についてケース検討
第4回「強度行動障害支援者会議」が10月13日、戸畑区の「育成会会館」で開催され、小松啓子理事長(委員長)、村上明美事業所長(副委員長/本城リサイクル工房)、奥村安徳事業所長(副委員長/インクル曽根)をはじめ委員ら13人と、外部ファシリテーターの伊東良輔氏(一般社団法人ぱるむ代表理事、日本社会福祉士会理事)が参加した。また、今回、育成会の強度行動障害者への取り組みを知り、北九州市保健福祉局の星之内正毅・障害福祉部長が会議を傍聴した。
この日は冒頭、これまでにケース検討を行った八幡西障害者地域活動センターについて新崎龍也副事業所長から、インクルきくについて奥村安徳事業所長(インクル曽根/この9月までインクルきく兼務)から経過が報告された。その後、今回、検討を行うインクルとばたについて中島香子主任がケース発表を行った。資料を基にまず利用者の基本情報を共有した後、その利用者の行動の詳細を動画で確認した。参加者からは「本人が本当にしたいことは何なのか」「本人の理解度を含め、再度アセスメントを取ってはどうか」「行動をデータで記録し、分析することで見えてくるものがあるのではないか」など具体的な意見が多く挙げられた。また、伊東氏からも、「本人も伝わらない、伝えられないなど、もどかしさを感じているのではないか。そのためにもどの職員でも対応できるような環境作りや本人に分かりやすい提示方法を検討していくことが必要ではないか」などのアドバイスがあった。なお、次回は12月8日に開催予定。