法人NEWS
2021年10月21日 会議
農福連携会議/「農林水産業みらいプロジェクト」に向け、各グループが進捗状況を報告
第5回「農福連携会議」が10月15日、戸畑区の「育成会会館」で開催され、小松啓子理事長(委員長)をはじめ委員ら11人が参加した(写真)。
この日は、一般社団法人農林水産業みらい基金の「農林水産業みらいプロジェクト」(助成事業)に向け、「地区調整」、「農業生産」、「販売戦略」、「運営」の各グループから進捗状況が報告された。「地区調整」グループからは9月29日に嘉麻市の農家を見学し農業機器や玉ねぎの農法、育苗の説明を受けたことなどが報告された。「農業生産」グループからは玉ねぎの作付けスケジュールが説明され、時期をずらし収穫、出荷できるようにしていくことや来年の玉ねぎ、茄子、ピーマン、スナップエンドウなどの収益見込みが、「販売戦略」グループからは玉ねぎドレッシングの製造、販売計画案などが報告された。このなかで「小さい玉ねぎはどのくらいできる見込みなのか」、「農家でも小さい玉ねぎは販路に苦慮している。小さい玉ねぎはレシピを付けて販売してはどうか」などの意見が出された。最後に「運営」グループからは、上香月圃場での玉ねぎの生産計画に伴う作業内容、作業時間、必要人員などが示され、メンバーからは各グループの動きなども集約し全体のまとめ役になっていくことで「運営」の役割が活きてくるのではないかなどのアドバイスがあった。
「農林水産業みらいプロジェクト」では、これまでの法人の農福連携事業を活かし、八幡西障害者地域活動センターを取り巻く香月地区の地域課題解決に貢献できる取り組みを企画するとし、香月地区の畑を活用することとしている。同会議では同プロジェクトに向け、「地区調整」、「農業生産」、「販売戦略」、「運営」の4グループに分かれ、取り組みを進めている。