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2021年11月04日 農福連携事業

農福連携事業/八幡西障害者地域活動センター/利用者らが園児と農業体験交流で稲刈りの収穫

八幡西障害者地域活動センターと近隣幼稚園との農業体験交流として、恒例になってきた稲刈りの収穫体験が10月26日、上香月の田んぼで実施された。これには、同活動センターから利用者5人、職員2人が、同幼稚園から園児88人、保護者24人、教諭10人が参加した。
今回の稲刈りにあたっては、4月から種籾を準備し温湯消毒、稲苗づくりに着手した。そして、毎日の水やりも欠かすことなく行い、6月には利用者と園児、保護者で田植えを行った。田植え後は若い稲を食べてしまうジャンボタニシを30㎏以上捕獲し駆除したり、夏場は除草やいもち病(稲に発生する主要な病気の1つ)、カメムシ対策を行ったり、最近ではスズメ対策に神経を使うなど利用者とともに半年かけて丹念に育ててきた。その努力の甲斐もあり、昨年は鳥害がひどかったが、今年は鷹カイトを導入してスズメ被害も最小限に抑えることに成功、大豊作となった。そして、無事に収穫の日を迎えた。
収穫までには多くの工程があり、多くの利用者が作業に関わってきた。全利用者が何かの作業に関わり、栽培されたもち米を園児らが収穫する。今回の収穫を通し、同活動センターではこの農業体験交流が好循環なプログラムになってきたことを実感した。なお、今回収穫されたもち米は1ヶ月ほど圃場で乾かし12月に精米され、同幼稚園に納めることとなっている。