法人NEWS
2022年08月25日 その他
第15 回「ひまわりアート展」/表彰式で受賞の利用者に笑顔/初のギャラリートークも開催
法人育成会が主催する第15 回「ひまわりアート展」の表彰式、はじめてとなる利用者によるギャラリートークが8月20日、北九州芸術劇場「市民ギャラリー」(小倉北区)で開催された。
昨年度、コロナの影響で中止となり、2年ぶりに開催された今年度の同アート展は会場を北九州芸術劇場「市民ギャラリー」に変更。各施設・事業所の利用者から過去最高の178点(絵画78点、書道75点、写真25点)の個性豊かな作品が出展された。また、今回、はじめて表彰式前に利用者によるギャラリートークも開催。同アート展に出展した利用者からインクル曽根の長部飛鳥さん、吉岡佑樹さん、インクルきくの魚谷美佐江さん、本城リサイクル工房の荒木美幸さんの4人が希望しギャラリートークに参加した。「自分の写真が展示されて嬉しい」、「はじめて薄曇りの写真を撮った」、「アニメからイメージして自分で物語を作り、絵を描いた」、「少しずつ2ヶ月かけて、はじめて切絵の作品をつくった」など、4人は展示された自分の作品の前で作品づくりのことや作品への思いなどを司会の質問に答えながらいきいきと語っていた。
その後、表彰式が開催され、絵画、書道、写真の各部門の優秀作品、書道部門で「えがお賞」に選ばれた利用者13人のうち10人が式に出席したほか、来賓や家族、職員などが参加し受賞を祝った。式では冒頭、小松啓子理事長が「今回、はじめてこの『市民ギャラリー』で作品を展示することができ、静かな環境で利用者一人ひとりの作品を心静かに鑑賞していただけること、昨年開催できなかった表彰式を本日こうして開催できることを大変嬉しく思います。また、展示された作品から利用者一人ひとりの心意気が伝わり、ギャラリートークでは作品に込めた思いを語ってもらい、嬉しく思っています。『ひまわりアート展』も今年15回という節目を迎え、このような会場で皆さんと作品を鑑賞できることは嬉しい限りです。コロナ禍のなか、今年は178名の利用者が作品を出展してくれています。これからさらに皆さんのアート活動が広がっていくことを願っています」と挨拶。続いて、市保健福祉局の荒田政二・障害福祉企画課長が永富秀樹・保健福祉局長の挨拶を代読した。その後、受賞者のうち式に出席した10人の利用者に小松理事長から賞状と記念品が手渡された。講評では各部門の選考員が受賞作品一つひとつを丁寧に解説し高く評価、式後には嬉しそうに自分の作品と写真に収まる受賞の利用者の姿などが見られた。
(写真上は、ギャラリートークで自分の作品について発表する利用者。中は、ギャラリートーク後に拍手を受ける利用者4人。下は、理事長から賞状を受け取る受賞の利用者)