法人NEWS

2023年02月15日 研修

主任研修/支援パッケージや業務管理などをテーマに研鑽

 「主任研修」が2月8日、戸畑区の「育成会会館」で行われ、19人の主任が出席した(写真)。
 この日は、前半に岩倉聡理事(本部事務局長)が業務管理を、後半には藤田和利事業所長(インクル春ヶ丘)が支援パッケージをテーマに研修を行った。前半の岩倉理事の研修では、まず業務管理の法的根拠などに触れ、障害福祉サービスから得られる報酬の財源が税金であることから、適正な業務管理が義務付けられていることなどの説明が行われた。ほかに平成29年の社会福祉法人改革における「経営組織のガバナンスの強化」の「内部管理体制について」の説明も行われ、業務管理を実施することでの効果などについて学んだほか、法人として業務管理推進員会を立ち上げ、改善や業務標準化に取り組んでいることなども紹介された。
 後半の藤田事業所長の研修ではまず、「なぜ避難訓練を年4回する必要があるのか、なぜ個別支援計画の日付は計画施行前でないといけないのかなどの『なぜ』を、部下や後輩に正しく説明ができますか」との問いかけがあり、法的根拠や支援のプロセスなどについて説明が行われた。その後の演習では、実際の書類と照らし合わせながら、法令で定められている個別支援計画等のプロセスなどについて改めて確認が行われた。また、最後に藤田事業所長からは「法令は基準や規範としてあり、その法令に基づいた適切な支援を証明することも私たちの職業の一部だが、障害のある方の生きにくさや困り感に寄り添い、向き合い、支え、ともに歩むことが私たちの職業である」と伝えられた。参加者からは、「今回の研修を通し、現場での書類の一つひとつが大切であることが分かった」などの感想が聞かれた。なお、今年度の主任研修は昨年11月29日と今回の2回に分け、同様の内容で実施されている。