法人NEWS
2023年10月18日 会議
第5回「強度行動障害支援者会議」/障害特性配慮アセスメントシートについて協議
第5回「強度行動障害支援者会議」が10月12日、戸畑区の「育成会会館」で開催され、小松啓子理事長、阿髙和憲理事(オブザーバー)、奥村安德課長(委員長/本部 事業企画・推進課)、村山智子事業所長(副委員長/インクルきく)はじめメンバー17人が参加した(写真)。
この日は冒頭、奥村課長が「今後、支援手順書兼記録用紙と『ほのぼの』の記録については、通所事業所(7事業所)、居住事業所(3事業所)に分け、利用者1名の2日分の記録をメンバーから提出してもらい、同会議で共有していく。また、次回の会議から記録用紙を基に利用者状況について簡単な報告を行い、情報共有を図っていきたいと思う」と挨拶した。その後、運用から1年が経った障害特性配慮アセスメントシートについて各事業所から出された意見を基に、使用した感想や追加した方が良い項目などを3グループに分かれ協議、その内容を発表した。各グループからは「専門用語や情報量が多く、理解するのが難しい。現場で情報共有するため、誰にでも分かり易いほうが良い」「客観的に書くべきだが、職員の経験値や主観が入ってしまう」「項目が細かく分かれており、記入が難しい」「チームで支援していくため、事業所全体の職員の知識を高める必要がある」などの感想や意見が出された。それらを受け、奥村課長からは「昨年度、障害特性配慮アセスメントシートを導入したが、専門用語やボリュームも多く、現場での共有が難しい。今後、シートの改善についての議論が必要。新様式ができるまでは現状のものを活用していく」と伝えられた。また、最後に阿髙理事は「ここまで協議を行い支援していることは法人育成会のステータスに繋がる。強度行動障害者の支援は誰にでもできるものではない。外部へ協力することもできるし、新規採用の際のアピールにもなる。今後、この取り組みが看板事業となり、地位向上にも繋がるようにしてもらいたい」と述べた。なお、次回は11月9日に開催予定。