法人NEWS

2023年12月14日 研修

「グループホーム支援センターの取り組み」テーマに政策研修会/親の会から約70人が参加

 

 

今年度の「育成会 政策研修会」が12月6日、戸畑区のウェルとばたで行われ、「グループホーム支援センターの取り組み」をテーマに原明世事業所長(グループホーム支援センター東部・中部、ショートステイとばた)が講演した。これには「親の会」から約70人、法人から小松啓子理事長、阿髙和憲理事らが参加した。

同研修会は、「法人」と「親の会」が情報を共有するとともに課題解決や政策づくりに協働していくため、平成25年度から法人主催で「親の会」対象にスタート。この日はまず原事業所長が法人のグループホーム支援センターについて概要を説明、その後、グループホームの利用者の男女比や年齢、利用期間など利用状況をグラフで紹介した。このなかで男女比では男性が7割を占めていることや年齢は40、50代が中心となっていることのほか、利用期間については当時の「とばた通勤寮」「きく通勤寮」からグループホームに入居した利用者が10年以上など、寮等があった地域では長くなっており、地域によって特徴が出ていることなどの説明が行われた。また、実際のグループホームでの暮らしについても利用料や生活費、支援体制、支援内容など事例を交えながら紹介した。最後にグループホーム支援センターの今後にも触れ、①地域の一員として、②家族とのきずな、③一人ひとりの健康管理、④職員の専門性のさらなる強化をキーワードとして取り組んでいきたいと述べ、「今後もご家族を含めた様々な機関との連携を大切にしながら、利用者を支えていきたい」と抱負を語った。

参加者からは「空き状況を教えてほしい」、「グループホームに入居するにはどこに問い合わせたらよいのか」、「利用者で家族と暮らしたいと思っている方へのケアはどのように行っているのか」、「株式会社の参入をどのように捉えているのか」など多くの質問が寄せられ、関心の高さがうかがわれた。(写真左は講師を務める原事業所長、右は真剣に聞き入る参加者ら)