法人NEWS
2024年01月17日 その他
当事者活動委員会/来年度以降、各区で人権啓発活動を展開へ
当事者活動委員会の来年度以降の人権啓発活動について、1月9日の経営会議に提案があり了承された。
障害当事者の組織である法人の同委員会では、平成27年度から北九州市障害福祉団体連絡協議会が主催する啓発事業「出前講師活動」に参加し、委員が講師として自身の体験談を語り人権啓発を行っている。ただ、コロナ禍以降はその機会が減少、委員から「もっと話す機会を増やしたい」との声が上がったこともあり、今年度、小倉北区の3ヶ所の市民センターで自前の出前講師活動を開催した。この日は、来年度以降の人権啓発活動としての自前の出前講師活動について、他区での展開が提案された。具体的には、令和6年度は小倉北区・戸畑区の市民センター(対象合計34ヶ所)に周知し依頼のあった市民センターで実施、令和7年度は小倉南区・若松区(対象合計35 ヶ所)、令和8年度は門司区・八幡東区(対象合計33 ヶ所)、令和9年度は八幡西区(対象合計34ヶ所)で同様に実施予定としている。その後は、また小倉北区・戸畑区、小倉南区・若松区、門司区・八幡東区、八幡西区と同様に各区で実施することとしている。
同委員会は平成23年度に発足し、「自分たちのことは自分たちで」をスローガンに、各施設・事業所からの利用者が当事者委員を務め活動している。また、当事者活動推進委員として職員が彼らを支えている。その同委員会の活動の一環として、北九州市障害福祉団体連絡協議会の「出前講師活動」(出前講座)にも参加。出前講座は地域や学校、企業に障害当事者が出向き、多くの市民に障害福祉への理解を啓発することを目的としており、毎年3、4回程度、年長者研修大学校「周望学舎」「穴生学舎」で実施されている。
(写真は当事者活動委員会の人権啓発活動で、寿山市民センター(小倉北区)で自身の体験談などを発表する委員の荒木美幸さん(本城リサイクル工房)/昨年8月30日)