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NEW 2024年08月28日 その他

第17 回「ひまわりアート展」/ギャラリートークや表彰式を開催し、利用者いきいき

法人育成会主催の第17回「ひまわりアート展」のギャラリートーク、表彰式が8月24日、北九州芸術劇場「市民ギャラリー」(小倉北区)で開催された。

今年度の同アート展は、各施設・事業所の利用者から過去最多の191点(絵画90点、書道64点、写真37点)の作品が出展。この日、出展した利用者6人によるギャラリートーク、表彰式が行われ、昨年度同様、法人の当事者活動委員会の当事者委員がインタビュアーやカメラなどを担当した。ギャラリートークでは、出展した利用者から希望者6人(日明リサイクル工房の西村昭人さん、早川幸恵さん、川添兼吾さん、インクル八千代の日高陽子さん、本城リサイクル工房の荒木美幸さん、八幡西障害者地域活動センターの神野英二さん)が作品について語った。6人は展示された自身の作品の前でインタビュアーの白川幸子さん(当事者委員/洞海工芸舎)からの「これはどんな時に描かれた(撮った)作品ですか」「この作品はどんな気持ちで描かれましたか(撮りましたか)」などの質問に対し、「家族でドライブに行ったときに桜並木がきれいだったので描きました」、「きれいな夕焼けだったので写真に撮りました」、「いつも第一印象で絵を描いています」、「無心に奇をてらわず描きました」などいきいきと回答。その様子を当事者委員・元山隆典さん(日明リサイクル工房)がカメラ担当として撮影を行った。

その後、表彰式が行われ、冒頭、小松啓子理事長が「皆さんの191点の力作は来られた方々に素敵なメッセージをプレゼントしてくれることと思っています。そして、訪れた方々の心を癒してくれることでしょう。一方、利用者の皆さんには持っているこだわりを大切にしていただきたい。徹底して描くこと、写真を撮ること、書を書くことに純粋にこだわり続けることが、皆さんに生きる喜びをもたらしてくれると信じています。これからもずっと絵画や写真、書道に向き合い続けてくださることを願っています。皆さん方がアート制作を継続できるよう、法人育成会はこれからも職員一同応援していきます。ひまわりアート展を支えてくださっている職員の皆さんも、これからもよろしくお願いいたします」と挨拶。続いて、北九州市保健福祉局の坂元光男・障害福祉部長が武藤朋美・保健福祉局長の挨拶を代読した。表彰では出席した受賞の利用者16人に小松理事長から賞状が手渡され、当事者委員の荒木美幸さん(本城リサイクル工房)、力丸絵美子さん(インクル春ヶ丘)が賞状を渡す役割や誘導などを務めた。賞状を手渡された利用者は晴れやかな表情を見せ、そんな彼らの受賞を参加した来賓や選考員、家族、職員など約100人が祝った。また、各部門の選考員から一つひとつの受賞作品について講評も行われ、式後には受賞した自身の作品と嬉しそうに写真に納まる利用者の姿が見られた。

(写真上左は当事者委員の白川さん(右)からインタビューを受け、作品について語る利用者、上右は小松理事長から賞状を受け取る受賞の利用者、下左はギャラリートークの様子を撮影する当事者委員の元山さん、下右は表彰式後に小松理事長(前列左から4番目)と記念撮影に収まる受賞の利用者)