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NEW 2024年10月03日 その他

法人創立46周年記念式典/永年勤続表彰や当事者活動委員による発表、市長講演など実施

法人創立46周年記念式典が9月28日、戸畑区の「育成会会館」で開催され、永年勤続者の表彰や当事者活動委員の発表、武内和久・北九州市長の講演などが行われた。これには、小松啓子理事長はじめ管理職、永年勤続表彰者ら45人が参加した。なお、今年度の永年勤続対象者は35人。勤続30年以上が式典参加対象で、本城リサイクル工房従業員3人が出席した。

式典では冒頭、小松理事長が「これからも利用者の日中支援にとどまらず、地域での暮らしにも力を注ぎ、利用者のために努力を惜しまず、利用者ファーストの育成会を目指しましょう」と呼び掛けた。その後、永年勤続者の表彰に移り、対象者の名前が紹介され、出席した3人に小松理事長から賞状と記念品が手渡された。また、永年勤続者を代表し矢頭久美子さんが、「暑い日も寒い日も頑張ってきました。大きな事故がなく、働いてきたことに感謝し、自分を支えてくれた家族、また職員にも感謝したいです」と30年を振り返った。表彰後には、創立記念式典でははじめてとなる当事者の声として、当事者活動委員の力丸絵美子さん(インクル春ヶ丘)が「私のこれまでとこれから」をテーマに発表を行った。発表の中で力丸さんは生い立ちや学生時代のこと、インクル春ヶ丘や法人の当事者活動委員会での活動のこと、今後の夢などについて語った。最後に伝えたいこととして、「病院などで『何かあったら言ってください』と言われるが、『何があったら言えばいいのだろう』と困ってしまう。私たちは具体的に言ってもらったほうが理解しやすい」など自身の意見をうつむきながらもしっかりと述べた。続けて、当事者活動推進委員会アドバイザーの奥村安德事業所長(インクル八千代)が法人の当事者活動委員会について発足の経緯や活動内容、当事者参画・発信の場を増やしている現在の取り組みなどについて説明した。

後半は、武内和久・北九州市長を講師に招き、「北九州市の新たな時代がやってきた」をテーマに講演が行われた。講演では、北九州空港の滑走路延長事業への着工や「すしの都・北九州」実現への取り組み、先進的な介護モデル「北九州モデル」など新たな北九州市の動きについて紹介された。最後に武内市長は新しい市政の合言葉「Action」に触れ、「とくにかく行動していく、活動していく、Actionしていくことによって未来は変わっていく」とし、参加者は真剣に聞き入っていた。

(写真は上から、あいさつを行う小松理事長、小松理事長と記念撮影に納まる永年勤続者ら、発表を行う当事者活動委員の力丸さん、講演する武内市長)