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NEW 2024年12月04日 農福連携事業
農福連携事業/高校生が八幡西障害者地域活動センターで農業体験、利用者と作業も
11月20日、上香月の圃場で福岡県立遠賀高等学校・食品農業科2年生26人が農業体験として八幡西障害者地域活動センターの利用者らと農作業を行った(写真)。
これは、福岡県の農福連携人材確保事業にかかわる授業(実習)の一環で、同県では令和3年度から農福連携人材プロジェクトとして、農業関係の高校の生徒に対し、障害福祉の基本的事項や農業に取り組む障害者施設の取り組み内容等を知ってもらう講義及び実地実習を実施し、農業人材の確保につなげるとともに共生社会の理解促進に取り組んでいる。なお、同高等学校は令和3年度から毎年、同活動センターで農業体験を通した実地実習を実施している。
この日、朝から圃場は多くの高校生で大賑わいで、利用者もいつもと異なる様子にソワソワしながら作業がスタートした。作業は、定植後にきちんと土に植えられなかった玉ねぎの苗の手直し。広い圃場の土はボコボコで足元が悪く、毎日作業を行っている利用者もヘトヘトになる作業のひとつで、高校生は「歩きにくいな」「カニ歩きで作業はきついですね」と大変さや学校で行っている農作業との違いを体感していた。また、集中して作業を行っている利用者の姿に「利用者さん、上手ですね」と感想を述べていた。
同活動センターでは、今回の農業体験を通し高校生に農福連携事業の取り組みについて少しでも知ってもらうきっかけになったとともに、利用者にとっては「農作業では負けないぞ!」と良い刺激になったと言う。