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NEW 2024年12月10日 研修

令和6年度「写真研修」/専門家に実践で写真の撮り方など学び、スキルアップ目指す

令和6年度「写真研修」が12月4日、戸畑区の「育成会会館」で開催された。対象は主にこれまで同研修に参加しておらず、業務で写真を撮ることがある職員で、8人が参加した(写真)。

この日は、「写真の撮り方について」をテーマに前年度に引き続き、フォトグラファーの藤脇正真氏(元朝日新聞社カメラマン、全日本写真連盟 総本部委員、法人育成会主催「ひまわりアート展」写真の部選考員)が講師を務めた。研修ではまず、「絞り」優先の「Aモード」、「シャッタースピード」優先の「Sモード」等の撮影モードや連写などカメラの設定、基礎知識などの説明が行われ、参加者は持参したカメラで設定しながら確認した。また、講師が「Aモード」でF値を高く、低くし、その場で撮影し背景がどれだけぼけるか撮った写真を見せながら解説なども行い、より理解を深めた。さらに、参加者自身がシャッタースピードを変えて歩いている人や動いているものを撮影し、実践で「Sモード」機能についても学んだ。ほかにも並んで座っている人を横から撮ることで手前と奥の人物が同じ大きさになる撮り方や、逆光での露出調整なども実際に撮影し体験。構図についても目線の高さではなく、床や地面にカメラを置き低い位置から、逆に高い位置から撮影することで画角が変わることを、撮影を通し学んだ。このなかで講師自身も下を向いて作業をしている人を撮る際に、カメラを地面に置き表情などを撮影しているなどの説明があり、参加者から「確かに、カメラを作業台に置いて作業中の利用者を下から撮れば表情が撮影できる」などの声が上がっていた。

また、研修後には参加者から「レンズや設定を変えるだけで、いつもの何倍も生きた写真を撮ることができると感じた。写真の彩度が少し暗いだけ、表情が笑っていないだけで、事業所のイメージまで影響するのではと感じた」「カメラの機能と操作について学べ、すぐに実践で活かせる汎用性の高い研修内容だった」などの感想が聞かれ、今後の広報活動に活かすことができる有意義な研修となった。