法人NEWS

NEW 2025年04月16日 説明会

令和7年度 法人事業説明会/今年度の経営方針や各施設・事業所の重点取組など確認

「令和7年度 法人事業説明会」が4月12日、戸畑区のウェルとばたで開催され、今年度の法人の経営方針や各施設・事業所の重点取組を確認し、後半は4人の職員が令和6年度の実践研究について発表を行った。これには約120人の職員が参加した。

この日はまず今年度の新規学卒職員3人が紹介され、法人の経営方針として山海正利理事からガバナンスの再構築、鈴木克之理事から危機管理委員会の取り組み、阿髙和憲理事から収支改善について説明が行われた。ガバナンスの再構築では、これまでに規程の改正、新しい業務執行体制の実施が行われたことや継続して人事、研修制度の見直しが進められていることを説明。育成会のガバナンスは人を育て組織をアップデートしていくことで、質の高いサービス提供に繋がるとして引き続きの協力を呼び掛けた。危機管理委員会の取り組みでは、現場事故、交通事故、各施設・事業所のヒヤリハット件数などを紹介し、改めて事故ゼロを目指すことを確認した。また、収支改善では今年度の予算について説明し、安定した経営状態を保持しその責任を全うして地域から頼りにされる法人であり続けることを目指すことを申し合わせた。続けて、各施設・事業所の今年度の重点取組が施設長・事業所長から発表され、後半は4人の職員が令和6年度の実践研究についてパワーポイントを使用し説明した。実践研究では、支援現場で利用者の課題について一年間取り組んだケース事例を報告書にまとめており、4人は自身の昨年度の取り組みを発表。参加者は報告書にも目を通しながら内容に聞き入り、発表後には質疑応答の時間が設けられた。質疑応答では「記録方法について教えていただけたらと思います」「就労において、利用者のモチベーションを向上させるための今回の取り組みを聞き、勉強になりました」などの質問や感想が出されていた。

また、最後に小松啓子理事長からは「本年度も職員一人ひとりが利用者の可能性に気づき、その可能性を信じ、可能性を広げるために、ソーシャルワーカーとして様々な方法にチームでチャレンジしてください。職員同士、互いの力を信じ、自己研鑽に励まれることを心から願っています。全職員の自己研鑽力が法人育成会の今後の発展に繋がっていきます。共に日々利用者のために、利用者ファーストの精神で頑張りましょう」とメッセージが送られた。

(写真は上から令和7年度がスタートし職員へメッセージを送る小松理事長、令和6年度の実践研究について発表する職員、その実践研究の発表に聞き入る参加者)