法人独自の取り組み
2020年04月21日 農福連携事業
#農福連携 #84 にしかつに定着したスナップえんどう収穫始まる!
下畑と西活の敷地内の一部にスナップえんどうの森ができてから、半月。ようやく白い可憐な花から実になって収穫できるようになった。
このスナップえんどうは、昨年の11月に定植し、越冬するために上香月で収穫して自然栽培もち米の藁をしいた。年を越えて、支柱を立て
ネット張りを施して小さなつるがゆっくりと這い上がっていく生命の営みを手伝った。
そして、3月末にはぽつぽつとまるでモンシロチョウのように白い花をつけていった。
当時は、米を作っておらず、敷き藁が手に入らない。苗が雪や寒さでやけてしまうのをどうやって防ごうか必死になって考えた。施設のなかでは答えがでない、地域に目をやると、西活の近所を流れる「黒川」に自生している葦をみつけた。これは藁の代わりになるのではないかと思いついた。
黒川に入り、手鎌で切り葦を大量に集めた。葦は川に自生するだけあって、株元はまるで竹のように硬くかなり苦戦して集めた。
弱々しい苗にそっと上からお布団のようにかけてあげると、暖かくなってきた頃には、復活したかのように勢いよく空に向かってつるを生長させていく。
この農福の取り組みを始めた時期には、すでに感じていた。「人がいないからとか、お金がないとか、チャンスがないとか言ってできない」と言う前にやれることをやる、行動することが何かしらの道につながっていた。稚拙で失敗もあるが、必ず何かしらの最適解に近づいていることを実感した作物の一つが「スナップえんどう」だった。だから、今のいままで続いているし、利用者も職員の一部も春先はスナップえんどうが主力になることを徐々に理解しているような気がしている。
(写真は、ご本人様の同意を得て、撮影、掲載したものです。)
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