法人独自の取り組み

2023年05月25日 実践研究

利用者に向き合って積み重ねてきた実践をレポート、令和5年度の「実践研究」募集開始へ

本部・総務課より、今年度の実践研究について、5月16日の経営会議に提案があり了承された。
法人育成会の実践研究の取り組みは、各施設・事業所等の職員が利用者に向き合って積み重ねてきた実践を客観視してレポートとすることで、リサーチ力をつけていくことを目的に平成28年度からスタートした。また、昨年度からは“ケース検討力をつけていくこと”も目的とされた。報告書ではそれぞれの一年間の支援実践がまとめられ、職員も自分たちが行っている支援の実践を言葉にして見える化することで新たな課題に気づき、新たな学びにつながってきた。
この日は、今年度の実践研究について、これまでコロナ禍もあり個人での取り組みとしていたが、5月8日からコロナが第5類になったことなどから当初の取り組みに戻すことや内容、スケジュールなどが説明された。今年度は対象を管理職、事務員、栄養士、看護師、今年度採用の新規学卒者などを除く正規職員(支援員)とし、各施設・事業所の実施事業ごとに、その事業を担当する職員で3~5人のグループを構成、日々の支援現場での課題について実践していることをA4用紙2枚にレポートとしてまとめることとしている。なお、グループ構成は施設長・事業所長が人材育成の観点から決め、内容については施設長・事業所長および副施設長・副事業所長が職員の育成を念頭に指導を行うとしている。
今年度8年目を迎える実践研究の取り組み。人材育成の一環と言え、職員が支援の実践を言葉にし報告書として共有することで職員同士が切磋琢磨し、法人内に自己研鑽する風土ができることが期待される。(写真は、令和4年度の実践研究報告書)。